スマートフォンの急激な普及により、スマホを見ながらの歩行・自転車走行・自動車運転が増えましたよね。
これはかなり前から社会問題になっており、中国ではスマホ画面を見ながら歩いている人を指して「低頭族」という造語ができるまでになっています。
つまり、これだけ世界的に問題になっていながら日本では何もしないのか?と言われると、そうではないですよね。
というわけで日本の政府は道路交通法を改正し、事故を起こしていない場合でもスマホの「ながら運転」を厳罰化する方針のようですよ!

「スマホのながら運転」とは、携帯電話・スマートフォンを運転中にも拘わらず注視したり操作したりすることを指します。
これが現在の法律では、「ながら運転」が原因で事故を起こしてしまった場合の罰則が「3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金」と軽いものになっていますが、改正後は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」に引き上げられるようです。また、軽い交通違反であれば反則金を納付することで刑事訴追を免れる「交通反則通告制度」というものがあり、今までは「ながら運転」もこの制度の対象になっていましたが改正後は除外されることになるようです。
また、事故を起こさなかった場合でも現在は「5万円以下の罰金」となっていますが、改正後は「6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金」に引き上げられるとのことです。
つまり、運転中のスマホ使用をするだけで最低でも6ヶ月以下の懲役か、10万円以下の罰金に処せられてしまうということになります!
これは割に合わない・・・流石にやめる人も多いのではないでしょうか?

・・・と思っていたら、平成28年の携帯電話使用を原因とした交通事故は、なんと年間で2,628件もあったみたいです。
2,628件を1年の365日で割ったら7.2、つまり1日平均7件以上の事故が携帯電話使用を原因としたものだったということですね!
これが多いのか少ないのかは個人の感性によるのでなんとも言えませんが、私は多いと思います。
実際にスマートフォンが普及し始める前後の平成23年時点では同じ理由での事故件数は1,557件と、1,000件以上も少なかったみたいですからね。

このことを受けてかはわかりませんが、Appleが提供しているiPhone・iPad向けにリリースされているiOS11では「ながら運転」対策として「運転中モード」という新機能が追加されています。
この機能をオンにしている状態でiPhoneに搭載されている加速度センサーが時速20km以上の速度を感知した場合、自動的に電話の着信やメッセージ・アプリの通知をしなくなり、電話は勝手に留守電へと転送され、メッセージは運転中のことを知らせるメッセージを自動で返信するようになります。また運転中は音楽を聴きたい人やiPhoneをナビ代わりにしている人のためにMusicやマップなどの最低限の機能は使えるため、運転に関してそこまで大きな影響はなさそうです。
ただ、例外として「この電話だけは必ず出たい」という相手の番号を登録しておけばその番号からの着信だけ通知されるように設定を編集したり、『緊急』と冒頭に付けられたメッセージだけは通知されるので、全く融通が利かない機能ではなさそうです。

でも、そんな便利な機能があっても使われなければ意味がありません。
この「運転中モード」が追加されたiOS11では同時にコントロールセンターを編集して自分の良く使う機能をここに追加できるようになっているので、是非多くのiPhoneユーザーには「運転中モード」を使うよう心掛けて欲しいですね。

 



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